Vゾーンの印象を左右し、スーツ全体の印象を決定づけるネクタイ。色や柄、形など多種多様なネクタイがあり、結び方などにも美しく見せる為のポイントがあります。
スーツと合わせる時にどこの点に注意すべきか、ポイントごとに確認しましょう。
目次
ネクタイを正しく着用するためのポイント
ネクタイ着用の仕方でスーツ着用時のバランスは大きく変わります。ネクタイを選ぶときに大事なことは、TPOに合わせたスーツ、ワイシャツ、ネクタイの色と柄、形状のバランスです。
Vゾーンが美しく見えるかどうか、全体がアンバランスになっていないか、確認する為に、鏡の前に立ち、自分のコーディネートに問題がないか確認する癖をつけましょう。
ディンプルについて
ディンプルとは、直訳すると英語で(えくぼ)という意味で、ネクタイのノットの下に作る、えくぼの形をしたくぼみの事を指します。
ネクタイ着用時に一番見られている箇所がディンプルです。ディンプルが崩れているとそれだけでだらしない印象となってしまいます。
ディンプルはネクタイに立体感を出し相手にスマートな印象を与えることができます。Vゾーンをお洒落に演出してくれる為の重要なポイントです。
ディンプルの結び目が綺麗な三角形になると締まりが出てスタイリッシュな印象となります。逆に三角形が崩れてしまっていたり、曲がっていたりすると締まりがなくなり、Vゾーンの印象がとても悪くなります。また、ディンプルの形が三角形になっていても、結び目が極端に小さいと首元が貧相な印象になってしまいますので注意しましょう。
ネクタイの太さについて
ネクタイを購入する際に、色や柄は気にしても太さまで気にする方はそこまで多くはないのではないでしょうか。ビジネスにおいては上記要因以外にも、ネクタイの太さ、幅も気にする必要があります。
レギュラータイ
ビジネスマナー的に問題がなく、一般的に最も使用されているネクタイのタイプが、レギュラータイです。ネクタイ幅が7.0~9.0cmのもので、スーツに合わせるネクタイとして一番スタンダードです。柔和で堅実な印象を相手に与えます。
ビジネススーツと合わせるネクタイ選びに迷った場合は、定番の幅であるレギュラータイを選ぶのが無難です。フォーマルなシーンでも使えるので、使い勝手の良いタイプです。
ナロータイ
ネクタイ幅が狭いネクタイをナロータイと言います。ナロータイはネクタイ幅が4.0~6.0cmと細めなネクタイになります。細身のスーツに似合うネクタイとして人気があります。ナロータイはカジュアルな印象になるので、プライベートシーンや休日使いはいいとしても、ビジネスシーンやかしこまった場所にはあまり向いていません。
ネクタイの長さについて
ネクタイの長さは短すぎても長すぎても全体の印象を悪くしてしまいます。ネクタイが短すぎてしまうと、ネクタイが宙ぶらりんの状態になり間が抜けて見えてしまい、ボディのラインが空いてしまいお腹が出て見えてしまいます。また、シャツの白い部分が多く見えることで、ノーネクタイのようなカジュアルな印象を与えてしまいます。
逆にネクタイが長すぎると結び目が小さく見えるだけでなく、上半身が長く見えスタイルが悪く見えてしまいます。また、立っていても座っていてもネクタイの余り部分が目立ってしまい、だらしない印象を与えてしまいます。
ネクタイの正しい長さの目安は、ひし形の剣先がベルトのバックルの下~真ん中にかかるくらいです。ベルトのバックルに剣先がかからないと短い印象を与えてしまいます。
ネクタイの柄について
ネクタイには様々な種類があり、柄の有無や大きさ、色の濃淡によって印象が大きく変わってきてしまいます。派手な柄はビジネスマナー違反になるので注意しましょう。ビジネスに使用するネクタイの柄として問題ないのは、「ストライプ柄」「ドット柄」「小紋柄」あたりです。『ビジネス向けのネクタイの柄について』で詳しく解説しています。
まとめ
Vゾーンの印象を左右するだけでなく、スーツ全体の印象を決定づけるネクタイ、スーツやワイシャツを着飾っていても、ネクタイを正しく着用できてないと、だらしなく、残念な印象になってしまいます。4つのポイントに注意し、正しくネクタイを着用しましょう。
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