体にフィットしたジャストサイズのシャツを選ぶことができれば、次は見栄えの良さを意識しましょう。ワイシャツは襟の形に種類があり、襟の間の角度やデザインの違いによって分類されます。ここでは、5つの襟の種類について説明します。それぞれに特徴があります。基本の襟型を覚えコーディネートをする際に活かしましょう。
目次
襟の種類と特徴について
着用する場面に合わせて襟型を選ぶようにしましょう。シーンによってはマナー違反となってしまう襟型もありますので注意しましょう。
最もスタンダードなレギュラーカラー

レギュラーカラーは最もスタンダードな形状の襟です。襟の間が75度から90度くらいのスタンダードなデザインをしています。開きが狭い為、堅実さや誠実さという印象を与えやすく、様々なシチュエーションで使うことができます。フォーマルなシーンや目上の方と会うときなどに選んでおけば間違いありません。あらゆるジャケットやネクタイとの相性もよく万能型のシャツです。

ビジネスから冠婚葬祭まで幅広く着用できる万能型な襟の形ですが、最近の傾向として、ビジネスシーンでの着用は徐々に減少してきています。
ネクタイの結び方はオーソドックスなプレーンノットにするとバランスが良いです。
気品漂うセミワイドカラー

レギュラーカラーと並んでスタンダードな形状であり、最近では若者から年配の方まで世代に関係なく人気のある襟の形です。襟の間が90度から100度くらい、誰にでも似合うオーソドックスな形でスーツにも美しくおさまりやすく人気があります。またシーンを選ばずフォーマルでもカジュアルでも着ることができます。
ネクタイの結び方はレギュラーカラー同様プレーンノットにするとバランスが良いです。
力強さを演出できるワイドカラー

ワイドカラーも定番のスタイルです。襟の間が100度から120度ほどで、広いものだと180度くらいまで開いているタイプもあります。ワイドカラーよりも襟足がやや高めで襟の開きがほどよく広いため、首元の立体感が美しくなります。ビジネスから冠婚葬祭、カジュアルまで幅広く着用できる襟の形です。
ネクタイの結び方は襟先が広がるぶんネクタイの結び目が目立つので、太めのネクタイの結び方のウィンザーノットにするとバランスが良いでしょう。
カジュアルよりなボタンダウンカラー

襟の先端部分にボタンホールがあるシャツです。テニスや乗馬競技用のユニフォームとしての歴史的背景があり、スポーティな印象が強くカジュアルよりなため、フォーマルなシーンには向きません。ビジネスで目上の方と会う際などには避けましょう。
フォーマルなシーンには向きませんが、オフィスカジュアルが容認されている場や、夏のクールビズでは爽やかかつ清潔感のある印象を与えることができる為、シーンや季節に応じて使い分けるとよいでしょう。
おしゃれな印象を与えるクレリックシャツ

クレリックとは、ホワイト無地の襟とカフス、色無地や縦ストライプの身頃で作られたシャツのことです。身頃の色と襟袖の白との対比が美しく、華やかな印象を与えられますが、フォーマルを求められる場で着用するのは避けたほうが無難です。
まとめ
5つの襟の種類と特徴についてまとめました。襟の間の角度の違いを気にされる方はあまり多くはないかもしれませんが、角度によってそれぞれのシーンに適しているかどうかや、似合うネクタイの結び方も変わってきます。ビジネスでもフォーマルでも、その用途にあわせて着こなすことができれば、TPOに合わせた常識あるお洒落な大人を演出できます。今後ワイシャツを購入する際は、襟の種類選びにも注意しましょう。
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