スーツを着こなすルールがあったように、ワイシャツを着こなすためにもルールがあります。基本はスーツと変わらず、「ジャストサイズ」を選んでいるかどうかです。ワイシャツがヨレヨレだったり、ブカブカ、首周りの汚れが目立っていると清潔感や信頼感は一気に崩れてしまいます。
ワイシャツはスーツを引き立たせ、ネクタイの結び目が綺麗にまとまるかを左右します!!
胸元のVゾーンを美しく見せるためには欠かせないアイテムです。
目次
ワイシャツを正しく着用するために
ワイシャツを正しく着用する為の最大のポイントは、スーツと同じくジャストサイズなワイシャツ選びです。ジャケットを羽織れば、ワイシャツが隠れる、だから何を選んでもよいわけではりません。ワイシャツの首まわりが余っていたり、袖が長すぎたりすると、その部分が悪目立ちして全体的にだらしないイメージとなってしまいます。ジャストサイズのシャツを選ぶことは、ビジネスシーンではとても重要です。
正面から見た場合の正しいサイズのシャツ選びのポイントは大きく4つあります。シャツを選ぶ際は必ず試着をした上で4つのポイントをクリアしているか確認しましょう。
首周りがフィットしているかどうか
ワイシャツを快適に着用する為に一番重視するのが首周り。シャツの首周りが余っていると、しまりがなくだらしない印象になります。逆にきつすぎてしまうと着心地の悪さを感じてしまいます。ジャストサイズはシャツと首の間に指1本入る隙間があるかです。試着時に指を入れてみて、指が入りづらかったり、指1本分よりスペースが大きそうな場合はサイズを見直しましょう。
メジャーを使用して首回りを測るのも良いでしょう。首周りは首の後ろを通るようにメジャーを1周させ、のどぼとけの少し下で測ります。ジャストサイズは計測した長さ(実寸+2cm)。ややきつめでタイトな長さは(実寸+1cm)、ゆるめかつだらしなさが出ない長さは(実寸+3cm)となります。
アームホールが大きすぎていないか
シャツは首周りを意識しがちですが、アームホールの大きさもシルエットに影響します。アームホールは大きさや形によって着心地や機能性も変わる為、重要なパーツです。一般的にアームホールは大きい方が腕の可動範囲が広がり、機能性としては上がるように思われますが、ゆとり感が出てしまい、だらしない印象になってしまいます。
ジャケットが細身の場合なら、シャツもタイトなシルエットになるよう、アームホールをやや細めにすると良いでしょう。
袖丈の長さは適正か
ワイシャツの袖が長くスーツからはみ出すぎている場合はだらしなく見えてしまいます。逆にジャケットを着た時に袖が見えないのは短すぎてビジネスマナーではNGです。ワイシャツの袖の長さの理想は、袖からワイシャツが少し出る程度です。ジャケットを着た際に腕を真っすぐに下げ、シャツの袖が少し出ていれば、見た目が良くなります。
ワイシャツがジャケットの袖から出る長さは、腕を伸ばした状態で1~2cmを目安にしましょう。シャツの袖を適正な長さにすることで、腕を動かすのが楽になります。
胴回りがダボダボになっていないか
ジャケットを脱いだ時に目立つのが胴回り。ワイシャツのシルエットもコンパクトにまとめるのがい今のトレンドです。体型が細身の方で注意すべきは、ワイシャツのサイズが合っていても、胴回りが余ってしまうことです。ワイシャツがだぶついているとだらしない印象になってしまうので、体のシルエットに沿ったワイシャツを選びましょう。
シャツの下にインナーを着る際はインナーが透けないよう注意しましょう。白シャツの下にインナーを着る場合は肌に近い色であるベージュを着ることで透けにくくなります。ベージュのインナーは白シャツでも透けないので、汎用性が高くおすすめです。
正しいサイズのシャツを選ぶメリット
ジャケットを羽織ればワイシャツは何でも良いわけではなく、ワイシャツに関してもサイズ感を重視しましょう。特に夏場はワイシャツ1枚で過ごすことが多くなるので、ワイシャツに気を遣うことで周りと差をつけるチャンスになります。
また、ジャストサイズのシャツを着用することで、着心地がよく動きやすい為、ワイシャツ着用時のストレス軽減により仕事のモチベーションアップにも繋がります。動きやすさをより追及したい場合はストレッチ性の高いシャツを選ぶと良いでしょう。
まとめ
ワイシャツのサイズ選びで注意すべきポイントは4つありました。各ポイントをおさえておく為にも、自身の体型のサイズを知っておくことが重要です。メジャーさえあればサイズを測ることは可能ですが、可能であれば店舗にて店員にメジャーで測ってもらい、店員と相談しながら体型にフィットした適切なワイシャツを見つけましょう。
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