本記事ではスーツコーディネートに際して、「スーツ」、「ワイシャツ」、「ネクタイ」の各柄に焦点を当て、3点の柄選びの鉄則について解説します。3点のカラーバリエーションも大事ですが、柄選びも同様に大事です。柄選びを失敗すると全体が台無しになってしまうので慎重におこないましょう。
目次
柄選びの鉄則
無地では物足りない、柄を取り入れて個性を出したい、よりお洒落を追求したい、そんな時に「スーツ」、「ワイシャツ」、「ネクタイ」に柄を取り入れる場合、取り入れていい柄は2つまでです。
例えばギンガムチェックのワイシャツに小紋柄のネクタイならばスーツは無地。スーツとネクタイがストライプなら、ワイシャツは無地。といった具合に3点の内2点柄を取り入れた場合、残り1点は無地とするのが柄選びの鉄則です。
3点全てに柄を取り入れてしまうと、いくら3点の配色バランスを整えたとしても柄が前面に出て、干渉しあい全体的にしつこさを感じてしまいます。
柄選びは上限2つまでなので、無理して2点取り入れず、スーツ、ワイシャツ、ネクタイの内とりあえず1点だけ柄を入れれば無難です。
オススメコーディネート 4選
柄の組み合わせに自信がないという方は、今回オススメする柄の組み合わせ4パターンを参考にコーディネートをすることで、無難な着こなしからよりお洒落な着こなし方を身につけることができます。是非参考にしてみてください。
ギンガムチェックシャツ×小紋柄ネクタイ
ギンガムチェックシャツと小紋柄ネクタイの組み合わせは、お互いの柄が干渉しあわずバランスのとれた柄の組み合わせになります。チェックシャツはチェック柄が大きくなればなるほどカジュアル感が強くなるので、ビジネスシーンでは小さめを選びましょう。チェックシャツと相性が良いのは小紋柄の他、ドット柄です。逆にチェックシャツとストライプネクタイは互いに柄が干渉しあうので、コーディネートが難しくなるので注意しましょう。
チェックスーツ×チェックネクタイ
チェック柄を2点取り入れるのもお洒落上級者です。チェック柄のシャツやネクタイ、スーツが最近は人気傾向にありますが、チェックを取り入れたコーディネートは難易度が高めです。チェックを取り入れる際におさえておくべきポイントは2つあります。
1つ目は同系色で合わせることです。チェック柄は個性の強い柄なので、それぞれ別色のチェックで合わせるとまとまりがなくなり、かなり個性的になってしまうので注意しましょう。
2つ目は互いのチェックの大きさに差をつけることです。1方が細かいチェックなら、もう1方は大きめのチェック柄にすることで、チェックを2点着用してもお互いが干渉しあわず、統一感がとれたコーディネートになります。
ストライプシャツ×ストライプネクタイ
ストライプシャツにストライプネクタイはよくある組合せです。ストライプを2点取り入れる場合は互いのストライプの幅や太さに差をつけることで、ストライプの統一感が生まれます。写真のように細いストライプシャツの場合、ネクタイのストライプの幅を大きくすることでストライプ柄が前面に出ることなく、互いに干渉しあわず全体的にまとまり感ができます。
チェックスーツ×小紋柄ネクタイ
最後はチェックスーツに小紋柄ネクタイを取り入れた個性を主張したい時に使える組合せです。チェックスーツは無地やストライプと違い個性的な印象となります。大きなチェックは柔らかな印象がありますがカジュアル感が強まるのでビジネスシーンでは写真のような落ち着いたダーク系の色を選択すると良いでしょう。チェックは小紋柄とも相性が良いので、ダークスーツに明るいトーンの小紋柄ネクタイを合わせることで、洗練された雰囲気を醸しつつ、華やかな印象をつくりだすことができます。
まとめ
スーツ、ワイシャツ、ネクタイに柄を取り入れる場合の限度は2点までです。柄の組み合わせを間違えてしまうと互いに干渉しあい、バランスが崩れてしまうので柄の特性を理解し組み合わせましょう。柄の組み合わせに関してはある程度センスも必要なので、無理して柄を2点取り入れる必要はなく、まずは柄1点から始めてみるのも良いかもしれません。
今回ご紹介した4パターンの組み合わせは、ビジネスシーンだけでなくプライベートシーンでも違和感なく取り入れることができます。是非参考にしていただき華やかな着こなしを楽しんでください。
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