パンツ各部の名称と特徴

スーツを着用する際、ついついジャケットに目がいきがちですが、上下全体のバランスを美しく見せるためにはパンツ選びもジャケット選びと同じく重要です。

今回はパンツに焦点を当て各部の名称と特徴について解説します。ジャケットと同じくパンツに関してもシルエットの流行があります。

管理人
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どんなシルエットであっても特徴をおさえた上で、「ヒップ」を目安に選べば問題ありません!!

ジャケット選びの際、肩幅を基準にするように、パンツを選ぶ際は「ヒップ」を基準にしてウエストを調整すると上下バランスのとれたシルエットができあがります。

例えば、瘦せ型の人でお尻周りにゆとりがある場合、ヒップがたるんでしまい貧相な印象を与えてしまいます。逆にお腹が出ている人はヒップがパツパツになり窮屈な印象を与えてしまいます。

ヒップのサイズを基点にして、ウエストを調整すると、ヒップ部分がたるまず、食い込まない、綺麗なスタイルが出来上がります。

正しいヒップのサイズが見つかったらウエスト調整する際に注意すべきポイントがあります。一般的にウェストは±4cm程度であればお直しすることができます。

ウエストをジャストに調整し、あとは裾丈等を微調整すればジャストサイズのパンツが出来上がります。

目次

パンツの各パーツについて

ジャケットと同様、パンツにも各部について名称があります。スーツのお直しをする際や、パンツを購入する際の注意すべきポイントになりますので、しっかりと各部の名称と意味をおさえておきましょう。

パンツ各部の名称と特徴

ウエスト

パンツを着用した時にウエストは緩すぎない、きつすぎないが基本。ウエストが緩すぎる場合はベルトを締めた際にシワが出ますし、きつすぎると座ったときにお腹が締め付けられて窮屈に感じてしまいます。ベルトなしでジャストサイズとなるよう選びましょう。

因みにウエストの調整に関しては±4cm程度程度です。4cm以上詰めることも可能ですが、詰め過ぎるとシルエットが崩れてしまいますので、注意しましょう。

股上

股上も重要なポイントです。股上が浅いとウエスト位置がやや低めの腰骨辺りになるので、下半身にフィット感が出て、シャープな印象で下半身を細く見せることができます。逆に股上が深すぎると、上半身と下半身のバランスが悪く見えてしまいます。

現在は細身のスーツが主流なことから、パンツの股上もシャープに見える浅めを選ぶことで全体的にスッキリとしたシルエットとなります。

わたり

わたりとは太股部分の長さのこと。太すぎず、細すぎずが基本です。わたりが太いと座った時にゆったりしますが、ダボッとしてしまい野暮ったい印象になってしまいます。実寸プラス10cmを目安にしましょう。

裾幅

裾幅は、ビジネスシーンでは20cmが標準です。裾幅が太いパンツの場合は、裾丈を長めに調整することバランスが綺麗に見えます。裾幅が太く、裾丈が短いとスタイルが悪く見えてしまいます。

裾丈

裾丈も使用するシーンによって調整するようにしましょう。

(1)ビジネスシーンでは裾丈によって相手に与える印象が変わってしまいます。裾丈が短いとカジュアルなイメージが強くなるので注意しましょう。パンツの裾は靴甲に触れる程度に調整して、誠実で清潔感のある印象を与えるようにしましょう。

(2)冠婚葬祭などフォーマルな装いが求められる場では、マナーとしてスーツの裾丈は長めにして、かかとが隠れるくらいにしましょう。

管理人
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TPOに合わせた着こなしをするのが、社会人としてのマナー!!

裾はシングルとダブルがありますが、「シングル」タイプはシルエットがすっきりするのでスタイリッシュでスマートな印象になります。「ダブル」はややカジュアルな印象になるのが特徴です。どちらを選択してもビジネスマナーとして問題はありませんので好みに合わせて調整して見ましょう。折り返し幅の目安は4cm程です。

まとめ

パンツを試着する際には、ヒップを基準に考えてウエストを調整することで綺麗なシルエットを作り上げ、上下バランスのとれたシルエットができあがることが分かりました。ヒップを基準にウエスト等を調整し正しいパンツを選べば、簡単にジャストサイズのパンツが手に入ります。

スーツを選ぶときは「フィットするサイズ」ではなく「着ていて楽なサイズ」を求めてしまいがちです。自分をより引き立たせる着こなしをするには、自分の体形やサイズをしっかりと把握しておく必要があります。

スーツは上下全体のバランスがとれてこそ美しい立ち姿ができあがります。パンツの各部の名称と特徴をしっかりとおさえ。パンツを購入する際は慎重に選びましょう。

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